昔の私に会いに行きます
実家に眠ったままのオルゴールが、陽の目を見た!
44年前、父が買ってくれたオルゴールです。
止まりそうになりながらもなんとか「乙女の祈り」を奏でてくれます。
その音を聞きながら、ふと思い出しました。
あれは確か、小学校3年生だったかな。
DJという職業にあこがれておりまして。。
テープレコーダー(苦笑)に、自分で作った番組もどきを録音して、
楽しんでいたのです。
当時、テープレコーダーは高価なもので、
父が英会話の勉強のために買ったものですが、
すでに父は亡くなっていたので、自由に使えました。
オープニングやBGMにオルゴールの奏でる曲を流し
「こんばんは。あつこです。今日は〇〇ちゃんが授業中に・・・・」
なーんてその日学校で起きた出来事をしゃべっていました。
いっぱしのDJ気取りです。
おしゃまな子だったんですなあ。ちょいと恥ずかしいけど。。
今や、コミュニティ番組とはいえ、自分で企画したラジオ番組を持つようになるとは。。
小3の私に言ってやりました。
「君は大人になったらラジオに出演できるんだよ。よかったね。」
って。(笑)
小さい頃の夢や希望が、大人になって叶うことって、少なからずありますよね。
そんなとき、私は過去の自分に会いに行きます。
「よかったね。夢が叶ったね。」
と言ってあげます。
そして、悩んでいる私、苦しんでいる私にも会いに行って、言います。
「大丈夫。乗り越えられるから。」
それは今の自分を肯定している、ということになるのでしょうか。
自分自身の現在、過去、未来。
さて、今夜も時空の旅人になろうかな。^^
ちょっと錆びついたオルゴールの音色が心地よい、秋の夜長です。
写真は「オルゴールミュージアム門司港」より
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