宮城敦子の薬剤師クララがいく!

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2007年04月17日

ザ・白衣


薬剤師の国家試験合格発表から10日余りが経ち
全国の大学の合格率を見たのですが・・・驚きました。

新設校の九州保健福祉大学(宮崎県延岡市)が、全国一だったのです。
というのも、今年3月にはじめて卒業生をだし、はじめての国家試験、
それが全国一で97%の合格率です。
ちなみに全国平均は約75%だったそうです。

合格、おめでとう。
夢ある薬剤師になってくださいね。
実習で着ていた白衣と、薬剤師として着る白衣は、着心地が全然違うと思いますよ。


さて、今日はその白衣についてですが・・・


ザ・白衣  ザ・白衣


もともとは、薬品や血液、汚れなどから自分の身体を守るために着るもの。
または自分が、汚れや菌をまわりにふりまかないように
するため・・・でもあります。

が、そんな「清潔感」のある白衣のイメージはいつしか
「権威的なもの」になっているのでは・・・と
危惧しています。白衣を着るだけでエラソ~に見えるからな・・・。
白衣性高血圧というものがあるくらいですからねえ。

白衣を脱いだら、ただのオッサン、オバサンってことも少なくない。
魔法の白衣だよん。

たしかに白衣を着るだけで「よっしゃ~、仕事すっか!」って気持ちになって
仕事モードに入れるから、これも魔法にかかっているのかも。

しかし、「白衣」という言葉にはウラがありました。(笑)

辞書で調べると

●「僧侶が墨染めの衣を脱いだり、武士が袴をつけていなかったりすること。
  非礼なこととされた。」

とある。白衣って非礼なことなんだ・・・(この場合「びゃくえ」と読むとのこと。)

または、

●(官位のある人は色のある衣をきたことから)古く中国で、無位無官の人。庶民。

とある。ううっ・・・無位無官なんだって。


表裏一体といいますが、決して非礼なこととか、無位無官ってことのないように
白衣を大切に着たいものですね。


薬剤師にとって白衣は神聖なものですから。


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Posted by 宮城敦子 at 00:54│Comments(2)薬剤師の時間
この記事へのコメント

こんばんわ。作業療法士のyasuです。
かなり昔の記憶なんですが。社会学の授業で「白衣」は権威づけから生まれたようにも教わりましたよ。医学の発生がそもそも呪術的な行為から発生したものであり、そこに科学者が実験等で着用していた「白衣」を着けることで医学そのものを科学的な根拠のあるものというイメージを持たせるための権威付けだった・・。というような話を聞いたおぼえがあります。
 それ以来、白衣はあまり好きになれませんでしたが、尊敬する医師から、「白衣の白は、患者が中心で、相手のどんな色にも染まるという意味で着けている」と聞かされ、以来 場所にあわせて時々は「白衣」時々は動きやすい運動着のようなユニホームを着用している優柔不断な私です。本当のところはどうなんでしょうね?
Posted by yasu at 2007年04月17日 01:05

yasuさん、こんばんは。

早速のコメントありがとうございます。

白衣についてはいろんな説?があって、たしかに
権威づけから生まれた白衣っていう説もあるようですね。
そのほかに、作業着とか、ユニフォームから・・・ってのもあるようです。

患者さんの色に染まるという意味もあったなんて・・いい話ですね。
ウェディングドレスもそうだっけ。あなた色に染まりたいとか。

yasuさんのようにTPOで白衣を着るっていう新しいスタイル、
賛成です!
Posted by 宮城敦子 at 2007年04月17日 01:23
 
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